毒親育ちのアラ還ブログ

人生を変えた斉藤一人さんの言葉

毒親からの根深い影響 結婚編

第六回

やっぱりね!

結婚適齢期、友人達は次々と結婚と出産をしていく中、私も二十代後半になると、結婚の事を考えるようにはなったのですが、正直結婚願望はありませんでした。

実は私、結婚式まで挙げた相手が居たのですが、籍を入れるのが怖くて逃げ出したのです。

籍を入れる事で、また子供の頃みたいに自分の生活が支配されてしまうのでは?そんな不安もありました。

なぜ結婚式まで挙げたのに、逃げ出してしまったのか?それは相手の方が私の父親とそっくりな、モラハラ人間だったから。

彼は私の事を全否定したり、マウントをとったり、悪い事が起こると、すべて私の責任だと責任転嫁するので、お付き合いしている時もしょっちゅう、喧嘩してました。

そんな人との結婚は、絶対無理だと思ってましたが、モラハラ君は反抗しない私がお気に入りのようで、何度拒否しても覆され、私の両親を巻き込み、何度も説得され結局根負けし、結婚を承諾しましたが、同居するようになると、ますますモラハラ言動が酷くなり、とうとう私は鬱気味に!

精神科で一緒に勤務していた友人に毎日連絡し相談していたら、そこから離れた方が良いと言われ、←(友人も迷惑だったと思います)実家に戻ったのです。

もちろん両親は大激怒で世間体が悪いと、私の話しは聞いてもらえず、詐欺師呼ばわりされ、実家を追い出されてしまいました。

それからは二度と彼氏は作らない!結婚もしない!と固く誓いました。

今思うと極端な決断でしたが、周囲の人に多大な迷惑をかけてしまった事と、私の中で何年も引きずってしまうような、辛くて苦しい経験だったので、静かに暮らす事ができればそれで良いと思ったからです。

自分は不運だと思い込む不運

結婚がダメになり、最初に思った事は『やっぱりね!』でした。

自分が幸せになれないのは、”運が悪いから“そんなふうに思うようになってからは、何をやっても無駄だと思い、行動をする事も無くすぐに諦めていました。

でも、あんな事になってしまった理由を、今は説明する事ができます。

私が相手に対して優柔不断であった事、奴隷のように言いなりで、嫌な事でも受け入れていた。そんな自分の行動が原因だったと言えます。

改めて考えると、本当に自分は毒親育ち特有の行動をしていたと、今では冷静に判断する事ができるのですが、その当時は“親が面倒くさい”程度の認識だったので、まさか自分の行動が両親の影響を受けていたなんて、考えた事もありませんでした。

結婚の事については今まで、いろんな人にいろんな事を言われてきましたが、いくら嫌味を言われても、どんなにお見合いの話が来てもすべて拒否してしまいました。

でもアラ還になり、気力体力が落ちてきた頃から、心細く不安になり、あの頃どうしてあんなに意地を張ってしまったのか?と考えるようになりました。

頑張って婚活していたら、もしかして良いご縁があったかも知れないのに、なんてもったいない事をしたんだと、後悔しました。

自分を許す

ここでまた自分を許す事の話しになるのですが、過去の後悔や失敗で自分を許せずにいると、自分は幸せになってはいけないと、思う事で不幸を引き寄せる。

過去に後悔があっても、そんな自分を許す。過去が気にならなくなる事で、重たい気持ちが消えた結果、行動する事が楽になる。

自分を許す事でチャンスを掴み、幸せになれるのかもしれない。

自分には悪い結果しか訪れないと思い込むより、自分を許し積極的に行動する事で、幸せな選択肢を増やす!

 

次回に続きます